創業130年。日光・鬼怒川でもっとも歴史ある老舗の旅館「あさやホテル」。
著名人・芸能人もよく宿泊されるようで、
吹き抜けのロビーは、ジブリ映画の
『千と千尋の神隠し』のモデルの一つになったとも言われています。
あさやホテルといえば、バイキングがとても人気ですが
空中庭園露天風呂や岩盤浴、プレミアムラウンジなども併設されており、
1泊2日では物足りないくらい、ゆっくりと楽しい時間が過ごせる施設でした!
一度は行ってみたかった「あさやホテル」に泊まってみたので、
客室をはじめ共有スペースや施設、お料理、アクセスなどを紹介します。
Contents
雰囲気や外観・おもてなしは? 八番館と秀峰館の違い
1988年(明治21年)に創業して以来、
増改築を繰り返して発展を遂げてきたあさやホテル。
5つ星の宿としても認定されています。
外観は他のホテルと比べても大きな特徴はなく、
ごく一般的な大型旅館といった雰囲気でした。
中に入ると目の前に広がるのは、
豪華絢爛な吹き抜けのロビー!
エントランスとロビーのある階が
すでに6Fなので、
上にも下にもパノラマが広がります。
「千と千尋の神隠し」の世界に
飛び込んだような
煌びやかで幻想的な空間に包まれます。
建物は大きく2つに分かれていて、
落ち着いた上質な和の空間の「八番館」と
華やかなロビーを囲うように
さまざまなタイプの客室が揃っている洋の空間「秀峰館」があります。
上質な雅を感じさせる「八番館」
2018年にリニューアルオープンをした八番館。
秀峰館から続く連絡通路に一歩足を運ぶと、
伽羅の香りと落ち着いた空間に包まれます。
古き良き日本の温泉旅館のイメージです。
内装のところどころに
栃木の伝統工芸品である「鹿沼組子」や
「大谷石」などが取り入れられています。
客室は4種類あり、
館内唯一の露天風呂付客室も八番館にあります。
また、八番館と秀峰館「雅」の宿泊者限定で利用できる
プレミアムラウンジも八番館6Fに併設されています。
コーヒーや紅茶はもちろん
点てたばかりのお抹茶やお菓子をいただけるので、
チェックインの後や温泉を楽しんだ後の寛ぎのひとときとして
是非足を運んでみてください。

華やかな空間と渓谷を楽しめる「秀峰館」
客室は渓谷側と鬼怒川温泉街側に分かれ、
13種類のお部屋があります。
人数や用途によって使い分けを楽しめますね。
また、八番館は全室禁煙ですが、
秀峰館には喫煙可能なお部屋もあります。
今のご時世、愛煙家の方にとっては嬉しいですよね(笑)
大浴場はもちろん、バイキング会場や
空中庭園露天風呂もこの秀峰館にありますので、
小さなお子様連れの方やご年配の方には利便性が高いです。
夕食は評判のバイキング(ブッフェ)と個室料亭。個室料亭のお料理の写真も!
あさやホテルで評判のバイキング。
夕食では和洋中の100種類以上のお料理が並び、
目の前で調理してくれるので、出来立てをいただけます。
17時台スタートの前半の部と
19時台スタートの後半の部の
どちらかの時間帯をチェックイン時に選べます。
ちなみに、宿泊しなくても
夕食のブッフェと温泉入浴が楽しめるプランも平日限定であるそうです!

個室料亭は、八番館「日光」にて
ゆっくりと会席料理をいただけます。
18:00、19:00、19:30スタートの
いずれかの回をチェックイン時に選ぶことができます。

今回の宿泊は個室料亭で夕食をいただきましたが、
栃木県の名産品の湯波やとちぎ和牛を用いた
お料理を五感で楽しめるお食事でした!
温泉は4つの大浴場と客室風呂で癒しのひとときを。。空中庭園露天風呂がおすすめ
昔から、『火傷の滝(鬼怒川)、怪我の川治』と称され
鬼怒川温泉の湯は傷を癒すと言い伝えられている名湯です。。
あさやホテルは自家源泉を所有していて、源泉は『子宝の湯』と呼ばれ、
昔から多くの宿泊客を癒し、愛されてきたそうです。
館内には、八番館、秀峰館それぞれに大浴場があります。
半露天ジェットバス風呂や寝湯、
ナノミストサウナやシルキー風呂などがあります。
客室のお風呂も全室温泉が引いてあるので、
いつでも好きなときに温泉が入れるのも魅力のひとつ。
そして一番のおすすめは、
秀峰館13Fにある空中庭園露天風呂。
鬼怒川温泉の中で最も高いところに位置する温泉です。
私も入りましたが、夜は星空を楽しめ、
朝は陽の光や自然の彩りを感じながら温まることができます。
ほてった身体にあたる風や開放感がとても気持ちよかったです。
都内からのアクセスは?世界遺産・日光東照宮へ行くおすすめのルートは?
あさやホテルがある鬼怒川温泉は、
東京から電車で約120分
宇都宮からは車で約60分のところに位置しています。
電車の本数やダイヤに限りはあるものの、
比較的アクセスはいいです。
ただ、懸念すべき点としては栃木県内を移動するとき。
同じ日光市内にある世界遺産・日光東照宮に
訪れたい宿泊客の方もいらっしゃるかと思いますが、
意外と距離があるのです。
電車でも行けなくはないのですが、
乗り換えが必要なことと
直通があっても本数が少ないこと。
個人的にはあまりおすすめしません。
おすすめなのは、
鬼怒川温泉駅から日光東照宮に行けるバス。
片道50分。大人1,000円で乗れます。
予約制のバスで、3ヶ月前から予約可能です。
鬼怒川温泉駅までの道のりも、
あさやホテルから20分間隔で送迎バスがあるので便利。
ちなみにタクシーを利用すると、
片道7,000〜8,000円ほどかかります。
お高くなりますが、タクシーなら
各交通機関のダイヤに縛られることはなくなります。
日光の観光地の各所で
バス・電車待ちの観光客の方をよく見かけます。
季節によってはずっと寒い中で何十分も待つことになるので、
出かける人数や時間帯、予算、他に行きたい場所なども
考慮して選ぶと良さそうですよ。
まとめ
一度泊まっただけでは、あさやの魅力は語りきれそうにない…
それくらい虜にさせてくれる旅館でした。
おくぺろ!的にも、星5つです☆